T221変換アダプタ Ver.2.3 今度こそ最終版

お知らせ

ついつい当webサイトの更新が後回しになってしまって申し訳ありません。
去年の9月頃から室温が上がっても画面がおかしくなる現象を対策した基板(Ver.2.3)になっています。
4k液晶も4万円ほどから入手できる今となってはわざわざ新規でT221を利用する理由はなくなりつつありますが時同じくしてこの変換アダプタで使用しているコネクタが去年製造中止となりついにどうにも入手不可能となりました。
流通していた最後の最後をかき集めた現時点での残り20個ほどのコネクタがなくなり次第終了となります。
かれこれ3年以上の長い間ありがとうございました。
少しづつ基板を修正改善を重ね、ソフトウェアと違い既存のユーザーへのバージョンアップができないのですが早い段階で飛びついて割りを食うのはあってはならないと思っています。
ので、コネクタは再利用していただく形として基板(と抵抗)のみのものもITプラザ店頭に並べることにしました。
また、基板は最終版である必要はない(気分的な問題だけであって基板上の配線追加だけで機能的には変わらない)、という方のために今回の室温上昇による不具合の修正をいくつであっても1つにつき300円、委託先であるITプラザからの送料一律700円にて対応させていただきます。
(例として2個修正であれば300円×2プラスITプラザからの送料一律700円で1,300円)
右側(B側)の変換アダプタにはこの修正を行う必要はありません。画面が2つに割れる左側(A側)のみ必要な修正です。もちろんB側に修正を行っても問題ありません。
作業内容は赤丸で印した2か所を写真のように繋ぐだけです。全てのバージョンに適用できます。

基板も最終版にしたい、EDIDROMも外付け出来ないVer.1.0から最終版にしたいというかたは直接私もしくはITプラザのほうへ連絡下さい。その時に考えます。

(2015/03/06)
 
Foreigner,if you have no way to buy this adaptor,e-mail me.
 I will send Invoice by paypal.

●年末あたりから基板を少し変更してバージョン2.2としました。構造としては2.1となんら変わりませんが2.1ではhot-plugの信号線をパターンカット&抵抗の取りつけによって変更できるようにしていたものをジャンパーピンで変更できるようにしました。T221変換アダプタを作って1年半位経ちますが一向にビデオカード側での対応はなくEDIDROMでごまかすのが最善の手となっていますが将来EDIDROMアダプタが不要になった際にEDIDROMアダプタを外しジャンパーにて切り替えEDIDROM無しの状態にできるようにしました。とはいえ逆にこれから先ずっとEDIDROMをごまかしたままでいいというよりメリットはあるのですが...まぁいらなくなったら外せればいいなという理由です。
年末からITプラザの店頭にてT221と変換アダプタを使ったデモ機を置きました。買う前に実際に使用予定のビデオカードで動くのか試したい方は店頭にて試してOKとのことです。
余談ですが実機はWindowsXPマシンなのですがGeForce系でセットアップしたところ特に何も設定の必要もなくドライバを入れたらあっさりいわゆるビッグデスクトップになり解像度を下げたら片側の出力がオフになりあたかも本当に1画面のディスプレイのような操作でいまさら驚きました。目からウロコです。なのでいまさらですがWindowsXPではGeForce系が一択だと思います。何種類かGeForce系を試したのですが同じでした。

( 02/21)



web更新ついでに自分があったらいいなと思ってるもの。
 一応USBで接続してキャリブレーション等設定出来るようなのでUSBを引き出すアダプタ。ついでにDIPのEDIDROMも差すことができます。

 リフレッシュレート等変更したROMを自分で書き込みたい方(A側のみ使って30Hz等)のことを考えると現状ではMicrochip社のPICkit(3000円位且つUSB接続で手軽に万人向け)を使うのが一番合理的なのでこれもいわゆる単純な変換アダプタ。基板を起こしたもののEDIDROMアダプタを直接差せるようにしたほうがいいと思ったので修正する予定。

重要:Ver.2.0を2.1相当へ改変するためのパターンカットの画像を更新しました。
無加工の状態の方は橙色の1か所パターンカットして下さい。
遅くなり非常に申し訳ありませんでしたm(__)m(02/21)



<改変のまとめ>
●バージョン1.0から2.0になりEDIDROMアダプタの使用可能
●2.0以降~変わっているはHotplug Detectの信号線の切り替えの部分のみです。それ以外は何も変わっていません。
現在の2.2でもうこれ以上何か改変することはないと思っています。
 Version hot-plugの信号線の切り替え方法 Adapter側へ T221側へ
 2.0 パターンカット&抵抗の取りつけ ジャンパー線飛ばし&抵抗を外す
 2.1 パターンカット(カットする部分あり)&抵抗の取りつけ ジャンパーパターンにハンダを盛ってつなぐ&抵抗を外す
 2.2 ジャンパーピンの移動 ジャンパーピンの移動


 
今回改変したものはT221変換アダプタの子亀部分のEDIDROM外付アダプタのみです。当T221変換アダプタは一切変更はありません。ただVer.2.0の方はVer.2.1への改変の必要があります。
EDIDROMアダプタのページを参照してください。
なお、最新の情報、技術的な情報、サポート等当ページを参照してください。
 
 
 
 ●EDIDROMの部品の定数を少し変更(6/29)
 
●Ver.2.0をお持ちの方へ:Ver.2.1相当への改造方法R7を取り付け一か所パターンカットすることにより同等となります。下の画像を参考にしてください。この改造にR7の抵抗(4.7kΩとしてますが適当な値でも問題ありませんサイズは1608)が必要です。秋葉原に来れる方はITプラザにて言っていただければ無料でお渡しできる状態にしました。その際には「T221変換アダプタの件で4.7kΩの抵抗」と言ってください。()

 
1920x2400病への対策のため基板を少し改版しバージョン2.1としました(2011年1/24日付)。自分の所でしか検証できていない状態のためもし不具合等ありましたら少し手を加えるだけでバージョン2.0の状態に戻せます。なにかありましたらメールいただければ対応させていただきます。基本的に構造上不具合やデメリット等はないはずです。そしてこの構造で回避できている以上、もちろんビデオカード側でのソフトによる回避(メーカーがソフト上で対応してくれたらという意味です)も可能なわけですがT221に問題があると言えるのではないかと思います。この問題はビデオカード側がEDIDを読みに行こうとして問題が発生するのではないかと推測します。ので、infファイルによるEDIDのオーバーライドは試したことがないのですがEDIDのオーバーライドをした状態では問題が発生しないのではないかと思います
 
●最近になって1920x2400病と言われる現象を確認しました。この1920x2400病というのは人それぞれ解釈が違うかもしれませんが私の考える1920x2400病は3840x2400をA側B側に1920x2400入力で構成している場合に起動時やスリープから復旧時等の際、片側が表示されず1920x2400の画面のみになってしまう現象です。いまのところ再起動時等に発生する現象は確認できません。RADEONのドライバを最新版の11.1にしても発生せず。
●EDIDROM付の変換アダプタを作る際に必要なピンヘッダ、ピンソケットをセットにしたものをITプラザにて取扱い始まりました。
●ようやく需要が落ち着いてきました。需要に完成品を作るのが追い付かず、ITプラザ店頭にてEDIDROM付きの変換アダプタが在庫切れで仕方なくEDIDROM無しのものを買われた方及びEDIDROM無しを買ったもののやはり取り付けたものにしたい方、(送料を往復分負担していただくことになりますが)直接送っていただくか、ITプラザ店頭に預けていただければ差額(@1,500円)にて取り付け対応します。
その他要望、対応等ありましたらt221@grimm.jpまでメールを送ってください。
 
はじめに


一般的な1920x1200や1920x1080(フルスペックハイビジョン)の液晶がおよそSingleLink DVIやHDMI(現在は違うが)の帯域をほぼ一杯に使っています。
T221は単純に上記液晶の解像度の面積比4倍の解像度を持っているために信号の帯域も4本分必要になってしまいます。
しかし4本もの出力をさせるとなるとまず一般的な
ビデオカードでは1枚で出力できなく2枚差しといった必要が出てきます。
さらに市場に出回っているT221のほとんどが専用のLFH60-DVI-Dx2の変換ケーブルが1本しか付属してないため単純にビデオカードの出力が4つあればいいというわけにもいかないのが現状です。

機能

 T221の入力端子A、Bへ純正ケーブルを使った際、それぞれの端子へのシングルリンクDVI-Dx2の入力を純正ケーブルを使わず液晶へ直接デュアルリンクDVI-Dの入力端子へ置き換え、一般的なデュアルリンクDVI-Dケーブルを使えるようになります。
 噛み砕くと基本的な構成ではシングルリンクDVI-Dx4の現実的ではない入力をデュアルリンクDVI-Dx2(もしくはデュアルリンクDVI-D&シングルリンクDVI-D)といった構成で使えるようになり現実的な運用ができるようになります。

注意点

T221の個体差(ファームウェア、モデル等)により不可能な個体もあります。
基本的に大量放出されたDGP、DGMでは問題ないようです。
また、DGMは本来最大リフレッシュレートが41Hzモデルのはずですが過去にフィードバックをいただいた中で実際に41Hzまでしか使えなかったというコメントをいただいたことはありません。逆に48Hzで使えたというコメントは数件いただいています。
ぶっちゃけこのアダプタで無理なら何をやっても無理だと思います。

DVIケーブルについて(2010/08/11更新)

2624x2400の解像度(EDIDモード6)の状態が一番周波数帯域が高い状態です。この状態で今までカモンの3mのケーブルにて問題ないことを確認しております。完成品はこの状態でチェックしています。試しに無作為に3つほど手元の変換アダプタと5mのケーブルにてテストした結果問題ないことを確認しました。画面に少しノイズが乗っているようです。スリープから復旧した際に10秒位ちらついて(同期が取れないような感じ)いたこともありました。これらの現象は3mのケーブルでは見たことがないです。
個体差、環境等があるので参考までに。

キットの構成

 基板
 1枚
 LFH60コネクタ
 1個
DVI-Dコネクタ

 1個
 抵抗  R1~R6  16.5Ω
 抵抗  R7  4.7kΩ
 ネジ    2個

端子一覧

EDID取り出し用端子 2mmピッチ 2x3
 番号  内容
 備考
 1
 GND  DVI- Dコネクタへ
2
 5V  DVI-Dコネクタへ
3
 DDC DATA
 T221へ
4
 DDC DATA
 DVI-Dコネクタへ
5
 DDC CLOCK
 T221へ
6
 DDC CLOCK
 DVI-Dコネクタへ

LFH60-DVI-D変換アダプタからのUSB配線拡張用 2mmピッチ 2x2
 番号  内容
 備考
1
 未使用
 T221へ
2
 USB -
 T221へ
3
 USB +
 T221へ
4
 GND  T221へ

組立

R1~R6、コネクタLFH60、DVI-Dコネクタをハンダ付けします。特にコメントはありません。
この時点で使うことができます。

~~以下、やったほうがいいこと~~

裏面のLFH60の両端の突出している部分をカットする
(完成品は加工してあります)
カットしなくても使うことができますが少し干渉した状態ですのでカットしたほうがいいです。

加工後

LFH60コネクタのネジ穴を広げる
(完成品は加工してあります)
3.5mm程度のドリルでネジ穴を広げることにより液晶に当T221変換アダプタを添付してあるネジで固定するようにできます。

上:加工前 下:加工後


R7の抵抗
1)DVI端子のホットプラグをR7の抵抗により5Vへプルアップできるようにしてあります。
  R7のパターンに抵抗(4.7kΩ程度)を実装することにより機能します。
2)Hot-Plug Detectの信号線をジャンパーで切り替えられるようにしてあるため以下の画像の部分のパターンカットをしてジャンパーにより切り替えるようにできます。 

本来基本的に本来不要な機能なのですが上記1,2の加工によりこれにより1920x2400病というものが発生しないようになりました。

従来のバージョン2.0にはR7の抵抗を取り付けるパターンのみでしたのでバージョン2.1同等にすることができるようT221のHot-Plugの制御線を切り離す場所を近々アップします。やっと更新しました。
EDIDROMが取り付けられてない状態でこの加工をすると、当変換アダプタをT221に接続していない状態でビデオカードと接続した際にビデオカード側からすると液晶と接続されたと認識しEDIDROMを読み込もうとした際にEDIDROMがないという状態になってしまうのでEDIDROM無完成品にはデフォルトで取り付けないこととしました。当変換アダプタとT221を接続した状態でビデオカードに接続する順番でしたらこの加工を行っても問題ありません。



標準状態完成例



B側へ差す場合

干渉している部分をカットする必要があります。ケーブルの外径のあたりまで削ればOKです。下の画像を参考にしてください。




オプションのEDIDROM外付キットを使う場合

基板裏側の2x6のコネクタ部分の3-4、5-6間のパターンをカットしコネクタを付けることによりEDIDROM外付キットを取り付けることができます。
最後の最後Ver.2.3にてオープン(デフォルトでパターンカットをした状態)としました。
ので、逆にT221の内蔵EDIDROMを使う場合には下の画像の赤丸の場所をショートさせてください。

ジャンパー3か所
      




2x3(EDIDROM用)、2x2(USB用)の二つのコネクタ用端子それぞれ2mmの汎用的なコネクタを実装できるようにしてあります。
2mmのピンヘッダを変換アダプタに、ピンソケットをEDIDROM外付アダプタ側へ実装することによりジャンパピンを差す(パターンカットした場所である3-4、5-6間)ことでいつでも元に戻して使えます
USB用コネクタ部分もEDIDROM外付キットの固定用に実装してください。

この際に注意していただきたいのはジャンパピンを1-2の部分には絶対に差さないでください。

2mmのピンソケット、ピンヘッダは千石電商等で売っています。
1列のピンソケットは秋月やaitendoにて安価にありました。2列に重ねれば問題なく使えます。
ジャンパピンは秋月やパソコンショップ等で売っています。

完成品で使っている部品はITプラザにて1セット(2x6、2x2それぞれのピンソケット、ピンヘッダ)で300円。2セットで500円で置いています。
 
参考までに型番は
ヒロセ
A3C-4DA-2DSC
A3C-6DA-2DSC
ピンヘッダ 2x40のもの(千石より購入)をカット。


自分メモ: 最新版へ画像差し替え必要




入手先

秋葉原のITプラザにて委託販売していただいています。
(店頭売り及び通販)
少し前からやむなく少し値上げさせていただきました。

変換アダプタのキット:6,000円(完成品は7,000円)
EDIDROM外付キット:1,000円
ピンソケット、ピンヘッダセット:300円。2セットで500円

変換アダプタEDIDROM外付キット取付済完成品:8,500円
基板(と抵抗)のセット:1,000円

おまけ

 

エクスペリエンスインデックス Win7(64bit)
 
 メーカー  製品名  搭載チップ

エクスペリエンスインデックス

 
 SAPPHIRE  Radeon HD5450 VD4245  5450  4.8

 体感でかなりもっさり

     5750  7.2  
   Vapor-X HD6770 VD4262  6770  7.4  RADEON5シリーズと同じコアで少しオーバークロック版なため至って普通な数値

SAPPHIRE製dual link DVI-DのHD5450(上記製品)にてビッグデスクトップ化が出来るのを確認。多分現時点でビッグデスクトップ化出来るビデオカードとして一番コストパフォーマンスが高いと思います。しかし結構もっさり感があったように思います。

ビデオカード2枚差しによりT221を2画面分(1920x2400@48Hz x4)出力してみました。といっても液晶自体は1台のみでテストしています。ビデオカード側からは変換アダプタだけで液晶が存在するように見えるため実際に表示されているかどうかは変換アダプタをT221に差し替えるだけでその画面は見えます(5750+5450)



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